伊勢市議会 > 2021-12-21 >
12月21日-06号

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  1. 伊勢市議会 2021-12-21
    12月21日-06号


    取得元: 伊勢市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-14
    伊勢市 令和 3年 12月 定例会       令和3年12月伊勢市議会定例会会議録議事日程               令和3年12月21日(火)午前10時開議日程第1 一般質問     ① 2番 川口 浩君          ●新型コロナ感染症対策について          ●伊勢市駅前B地区市街地開発事業保健福祉拠点の入居について          ●子育て世代臨時特別給付金について     ② 6番 中村 功君          ●ウォーキングを中心とした健康づくりについて          ●がん検診について     ③12番 野崎隆太君          ●12月議会市長提案説明における今後の市政運営の考え方について日程第2 議案第109号 伊勢市副市長の選任につき同意を求めることについて日程第3 議案第111号 伊勢市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて日程第4 議案第112号 伊勢市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて本日の会議に付した事件 1.一般質問 1.伊勢市副市長の選任につき同意を求めることについて 1.伊勢市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて 1.伊勢市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて出席議員(24名)      1番  三野泰嗣君      2番  川口 浩君      3番  大西要一君      4番  宮崎 誠君      5番  久保 真君      6番  中村 功君      7番  井村貴志君      8番  上村和生君      9番  北村 勝君     10番  楠木宏彦君     11番  鈴木豊司君     12番  野崎隆太君     13番  吉井詩子君     14番  世古 明君     15番  野口佳子君     16番  岡田善行君     17番  福井輝夫君     18番  辻 孝記君     19番  吉岡勝裕君     20番  品川幸久君     21番  藤原清史君     22番  西山則夫君     23番  浜口和久君     24番  宿 典泰君欠席議員(0名)      なし職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長       中村昌弘君   事務局次長      中居 渉君  議事係長       奥野進司君   調査係長       倉井伸也君  議事係        森田晃司君説明のため出席した者  市長         鈴木健一君   副市長        藤本 亨君  副市長        福井敏人君   病院事業管理者    佐々木昭人君  会計管理者      北村勇二君   総務部長       西山正裕君  危機管理部長     宮本 晃君   情報戦略局長     須崎充博君  資産経営部長     東浦 弘君   環境生活部長     藤本 宏君  健康福祉部長     江原博喜君   産業観光部長     佐々木一晃君  国体推進局長     岡 康弘君   都市整備部長     森田一成君  上下水道部長     前村俊和君   病院経営推進部長   浦井 出君  消防長        中芝育史君   健康福祉部理事    鳥堂昌洋君  情報戦略局次長    大西 隆君   健康福祉部次長    大井戸清人君  都市整備部次長    荒木一彦君   総務部参事      中川雅日君  資産経営部参事    日置和宏君   健康福祉部参事    岩佐 香君  環境生活部参事    水谷 誠君   総務課長       中世古克規君  教育長        北村 陽君   事務部長       鈴木光代君  学校教育部長     籠谷芳行君   監査委員       畑 芳嗣君  選挙管理委員会委員長 竜田節夫君 △開議 午前9時58分 △開議の宣告 ○議長(世古明君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。 本日の出席者は全員でありますので、会議は成立いたしております。 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、前回決定あるいは御報告申し上げたとおりです。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 それでは、会議に入ります。----------------------------------- △一般質問 ○議長(世古明君) 日程第1、一般質問を引き続き行います。 発言通告に従い、順次許可することにいたします。----------------------------------- △川口浩君 ○議長(世古明君) 始めに、2番・川口議員。 ◆2番(川口浩君) おはようございます。日本共産党の川口 浩です。 議長の許可をいただきましたので、通告に従い、質問させていただきます。 まず最初に、新型コロナ感染症対策、特に検査体制について伺います。 現在、新型コロナ感染症ですが、伊勢市内、三重県内の感染状況は落ち着いておりますが、日本国内において新たな変異株であるオミクロン株の感染者が確認されており、その感染力、重症化のリスクについては現時点で未知数です。今後の感染拡大を抑え込み、第6波の到来を防ぐためには、3回目のワクチン接種を円滑に進めるとともに、比較的感染状況が落ち着いている今だからこそ、無症状の感染者をいち早く発見し、保護、隔離、治療につなげるための検査体制を築いておく、こうした準備が必要であると考えます。 そこでまず、これまでの振り返りといたしまして、小中学校、保育所、放課後児童クラブ、いわゆる学童に配備した検査キットの使用状況をお伺いします。 次に、伊勢地区医師会と連携してPCR検査を行っている伊勢地区検査センターの検査実績や稼働状況、検査能力、人員体制などを教えてください。 さらに、無症状の感染者を発見し治療につなげるため、教職員、児童などを対象にPCR検査を市として行っていく考えはありませんか、その点をお伺いいたします。 続きまして、伊勢市駅前B地区市街地開発事業と市の福祉健康拠点の入居についてお伺いします。 市長は、施行者である伊勢まちなか開発株式会社経営体制刷新、交渉断念に至った3条件の撤回などがなされたとの御判断をもって、再開発ビルへの福祉健康拠点の入居に向けた協議を再開したいとの意向を示されています。 しかし、この再開発事業は、総事業費が約48億円という伊勢市にしては巨額の事業であること、また賃貸住宅については現在想定している賃借料が将来的に低下していく傾向にあるという点については、当の伊勢まちなか開発が経営刷新前に作成した資料にもありますとおり、現在、経営刷新後においても変わらない事実であると思います。 そこで、質問です。 40年という長期にわたる収支計画には、賃貸住宅の賃料収入の下落などにより、市による賃借料収入の肩代わりなど、市民負担が増加するリスクはないのでしょうか、伺います。 また今後、市の入居を想定した場合、伊勢まちなか開発を継承するとされるビル管理運営会社経営状況を把握していく、チェックしていく手だてなどは御検討されているのでしょうか。 最後に、子育て世代臨時特別給付金について伺います。 これにつきましては16日の議会で、児童手当の受給者等を対象に児童一人につき一括10万円を現金支給するとの一般会計補正予算(第10号)を可決成立しました。そのため、通告にあります現金で全額給付しないのかという質問につきましては御答弁は省略していただいて結構です。 本日は、18歳以下の児童のいる世帯でも児童手当の給付制限を受け、給付の対象外となった世帯、児童が出てきます。その世帯数、児童数を教えてください。 さらに、子育て支援というのであれば、所得制限で給付の対象外となる世帯、児童に対しても伊勢市独自の給付金を支給するなどのお考えはないのでしょうか、質問させていただきます。 以上で質問通告に基づく質問を終わります。御答弁の内容によりましては、再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(世古明君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、川口議員の御質問にお答えをいたします。 まず、学校、保育所、放課後児童クラブに配置をいたしました検査キットの使用状況についてお答えをします。 小中学校、保育所、放課後児童クラブには、症状が現れた従事者等を対象にした抗原簡易キットの配布につきましては、市内の小中学校に500個、保育所に1,180個、放課後児童クラブに100個となっております。 検査キットの使用実績については各施設から県へ報告するとなっておりますが、12月15日現在、使用の実績はございません。 次に、伊勢地区検査センターでございます。 センターにつきましては、令和2年6月に伊勢地区医師会の御協力の下、三重県からの委託を受け、法律に基づく行政検査として検査を実施をしております。原則、週2回検体採取を行っており、開設から令和3年11月末までに136日稼働しており、受入れの人数等につきましては伊勢地区医師会の先生方と相談をしながら実施をしております。 人員体制につきましては、伊勢地区医師会の医師、市役所職員の看護職、事務員で対応をしておりますが、検体の取扱いにつきましては市立伊勢総合病院が行っております。 次に、無症状の感染者を発見するためのPCR検査ですが、伊勢地区検査センターでは医師が検査が必要と判断した方を対象に検査を実施しておりますが、本年10月から三重県におきまして無症状の方を対象とした無料のPCR検査事業が実施をされたところでございます。こうしたことを踏まえ、市におきましては、保育所等での事業の活用について施設への周知を行ったところでございます。 次に、伊勢市駅前B地区市街地開発事業保健福祉拠点の入居でございます。 まず、長期の収支計画については、施行者から、付近の類似した賃貸住宅の入居率が95%以上あり、不動産仲介業者への聞き取り調査においても、退去してもすぐに入居が決まっているという状況と伺っております。 また、駐車場につきましても、共同住宅の入居者の安定した利用や施設利用者以外にも鉄道利用者近隣ホテルの宿泊客等の利用も見込め、屋根付の駐車場であることから十分な需要があるとのことでございます。 入居率が想定を下回った場合につきましては、管理運営会社矢作建設工業株式会社の協力を得ながらテナント募集などを行うリーシング活動に加え、民間の金融機関と返済計画の協議をすると伺っております。 市民負担の増加リスクにつきましては、管理運営会社経営状況を把握し、そのような事態に陥らないよう市としても指導をしてまいります。 次に、管理運営会社経営状況の把握についてお答えをします。 都市開発資金の貸付けを行う場合には、管理運営会社は業務の状況について毎年度市に報告をすることが国の要綱に定められております。毎年度提出をされる業務状況報告書に記載された保留床の賃貸状況、直近の決算書を確認することにより、経営状況を把握していきたいと考えております。 次に、子育て世代臨時特別給付金についてお答えをします。 まず、所得制限で給付されない世帯数、児童数については、本市の児童手当対象年齢で申し上げますと約400世帯、およそ700人の児童が給付の対象外になると考えております。 また、給付の申請が必要な高校生の保護者などにつきましては、申請をいただいた方から順次個別で審査を行うことから、現時点で対象外の児童の正確な人数を把握することは難しい状況でございます。 次に、市独自の給付についてですが、市といたしましては、所得水準が一定の基準以上の方に対して給付することは考えておりません。 以上、川口議員の御質問にお答えしました。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 御答弁ありがとうございました。 まず、小中学校、保育所、放課後児童クラブなどで検査キットの使用実績がなかったという事実、どういう背景があったのかなど分析はされているのでしょうか、教えてください。 ○議長(世古明君) 健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(岩佐香君) 配布されております抗原簡易キットにつきましては、出勤後に軽い症状が出たときに、直ちに受診ができないときに使用するものとなっております。 今回、使用実績ゼロでございますが、発熱等の症状があった場合には出勤せずに医療機関を受診するとか、あと出勤後に発熱等があった場合につきましても医療機関を受診するという適切な受診行動が取れているということもあるのではないかというふうに考えております。以上です。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) ありがとうございます。実績がなかったということですけれども、ルールに従って保護者への連絡等も含め、円滑に予防の取組が機能していたということではないのかなというふうに思います。ほかにも学校などでの手洗いですとか換気の徹底など、教職員などの関係者の努力の成果でもあるのかなというふうに思っております。その点、御尽力いただいたことには感謝しております。 学校などで配備された抗原検査キットですけれども、児童に使用する場合、どういった使用ルール、基準などがあったんでしょうか、教えてください。 ○議長(世古明君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(籠谷芳行君) 先ほど議員おっしゃっていただきましたとおり、まずは保護者に連絡をして引取りに来ていただきまして医療機関を受診する。それができなく、長期間学校に滞在しなければいけない場合について、ルールを定めまして、学校のほうで検査をするという手順になっております。 ○議長(世古明君) 川口議員
    ◆2番(川口浩君) ありがとうございます。新型コロナ感染症が怖いところと言いますと、無症状の感染者が周囲に感染を広げてしまうというところにあると思います。発熱、咳など自覚症状のある方については医師が診察の上、風邪などコロナ以外の病気であるのかを見極めてPCR検査に回していく、伊勢地区の検査センターの取組というのは、無用な混乱を防ぐ上ではよい判断であると思います。 無症状の感染者を発見する枠組みとしましては、御答弁にありましたように三重県が10月に始めた無料PCR検査事業があります。PCR検査については、抗原検査キットに比べて約1,000倍の高い感度があるというふうに言われております。この三重県の事業、発熱など自覚症状のない方が1か月間隔で何度も受けられる仕組みであり、私は効果的な政策であるのではないかなというふうに思っております。今月6日からは事業所、施設単位でも使用の申請ができるようになったと聞いています。 ただし、県の無料PCR検査事業、あくまでこれは自発的な自主的な申込みが前提となっています。国・県との役割分担もあるかと思いますけれども、伊勢地区検査センターのさらなる活用ですとか、あるいはこの県の無料PCR検査事業を補完するような形で、学校や保育所などできめ細かくPCR検査を行っていく考えというのはないんでしょうか。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 伊勢地区検査センターを活用してはどうかという視点でちょっとお答え申し上げますが、伊勢地区検査センターにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、県の行政検査を市が受託するという形で実施しております。もちろん、検査の対象人数につきましては医師会の先生方とお話をさせていただきながら、協議をさせていただきながら実施をしているところでございます。 議員御紹介のとおりセンターの検査対象と申しますのは、医師が必要と認めた方もしくは保健所から調整に必要な方の検査を行っているところでございますので、今後もそういった形で必要な方への検査を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 無症状の方の検査につきましては、現時点におきましては三重県が配布をしていただいております無料のPCR検査キットの活用、これを活用していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 県の無料検査を活用していくように周知徹底していくという御答弁いただきました。 現在、感染状況が落ち着いているため、PCR検査をきめ細かく行っていってほしいということに関しては過剰な検査体制を求めているというように聞こえるかもしれませんけれども、感染拡大の局面に応じて検査の枠組みを整えておくことも重要だと思います。 次に、伊勢市駅前B地区の再開発事業について伺います。 伊勢まちなか開発からは40年に及ぶ収支計画が出されています。これを見ていきますと、9階から12階の賃貸住宅、2階から4階の駐車場、1階の商業施設については今後40年間、家賃収入が全く変わらないという前提に立っています。入居率については、当初の資料には97.5%という数字がありました。その後、人口減、コロナ新時代における全く新しい生活様式の中の長期不動産賃貸事業なら90.0%が妥当との判断に至りましたとの理由で入居率は一旦引き下げられ、そしてまた経営体制の変更後、入居率が95%と上がっています。 11階、12階の賃貸住宅からの賃借料収入は、収支計画を見ますと年間約2,400万円となっています。これは、伊勢まちなか開発が計画している修繕積立金年間の額にほぼ匹敵する額となっています。もちろん民間のビジネスなので、臨機応変に経営判断を変えていくということは当然あっていいのですけれども、賃料収入が減り、経営が厳しくなったという理由で、例えば市に賃料の肩代わりが求められるような事態も考えられます。 再開発ビルは今後老朽化が進んでいきますが、市が入居を想定している20年間を含め、今後40年間、福祉健康拠点、ハローワーク以外の賃借料収入が全く下がらないという計画、この計画をどう受け止められているんでしょうか。 ○議長(世古明君) 都市整備部次長。 ◎都市整備部次長(荒木一彦君) 今の収支計画においては賃料は40年間同じような形で見込んでおります。これについては先々のことですので変動の可能性はあります。 一般的に言うと、施設が古くなれば賃料を安くということもありますけれども、そこは施行者からも新たに時間がたてば、建物が古くなれば投資してということで、その建物の価値を保ちながら収入を確保していくということになろうかと思います。以上です。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 建物は古くなり賃料は下がっていくけれども、必要な投資をして賃料は維持できるという判断でしたが、こうした判断、まちなか側の判断であると思いますけれども、市として改めて比較対象ですとか第3者の評価ですとか、その辺きっちり受けてられるんでしょうか。 ○議長(世古明君) 都市整備部次長。 ◎都市整備部次長(荒木一彦君) 建物を投資しながら価値を保っていくというのは、これはビルの運営で別に通常やられるようなことであろうかと思います。 これらの計画についてはこれまでも御説明させていただいておりますけれども、その収支計画については、融資をする機関であったり県、それから市も専門的なところも委託して、その計画に無理がないかどうかというところを確認しておるところでございます。以上です。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 御答弁ありがとうございます。 国内有数の観光地でもあるこの伊勢の駅前という非常に注目を浴びている場所なので、賃貸住宅、何か価値として上乗せされているような部分というのがあるんでしょうか。プレミアムがあるかどうかとか、どうでしょうか。 ○議長(世古明君) 都市整備部次長。 ◎都市整備部次長(荒木一彦君) 特別それでプラスどれだけかみたいな話は聞いておりませんけれども、やっぱり私ら耳にするのは、伊勢という価値であったり駅前、それから神宮さんのすぐ近くというような話も伺ったりしていますけれども、それが幾らかということではございませんが、やはりプラスのような要素にもなるんかなとそんなような声も聞いております。以上です。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) ありがとうございます。プラスになる要素もあるという御答弁いただきました。 40年間賃料が下がらないというのは、ちょっとにわかには考え難い。そして、この建物自体は今後50年、60年と建ち続けるわけです。当然、建物取り壊してさらにまた再開発する、そのための資金というのも蓄えておかなければならない。当然この辺、伊勢まちなか開発の側は御検討されているのだと思いますけれども、50年後、60年後ということに関して伊勢まちなか開発側から何か提示されていることというのはあるんでしょうか。 ○議長(世古明君) 都市整備部次長。 ◎都市整備部次長(荒木一彦君) 施行者のほうからは、通常の維持管理はしつつ、やはり大規模修繕、タイミングによってそういったものも必要になってきますので、それの資金もきちっと収支計画の中で見込みまして積み立てて、そして必要に応じて建物の価値を保つように修理していくというところで長期的な運営ができるようにということで聞いております。以上です。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 分かりました。今後、市が入居に向けて協議をしていくのであれば、伊勢まちなか開発及びそれを継承されるとしているビル管理運営会社経営状況、経営実態を把握する手だて、仕組みを整えておくことが重要ではないかと思います。国・市から出される都市開発資金の貸付中は、管理運営会社が業務の状況を毎年度市に報告することが国の要綱にも定められているというような答弁がありましたけれども、年1回、事後的にということでは非常に心もとないのではないかというのが私の受け止めです。 本来、テナント側から管理運営会社経営状況を聞いていくというのは本末転倒といいますか、ちょっと変な話ではあるかと思うんですけれども、この間、補助金の投入があり、これまでの経緯ですとか紆余曲折があった点を踏まえますと、非常に高い頻度で市が管理運営会社と協議を行っていく、情報開示を求めていく、そうした仕組みあるいは市としての姿勢も必要であるかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(世古明君) 都市整備部次長。 ◎都市整備部次長(荒木一彦君) まず、都市開発資金の条件として毎年度事業報告ということで、まずそれは確認させていただきます。 それ以上の部分というのは施行者との話になりますけれども、ただ、その状況は施行者からの資料だけではなくて、入居の状況とかそういったことも私らも確認しながら、必要に応じて問合せ等ということもあるかなと、必要に応じて対応してまいりたいとそのように思います。以上です。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 施行者側と資料だけではなく、確認しながら問合せもしていくという御答弁いただきました。 例えば市が金融機関、あるいはコンサルタントを含め協議の場を設けていくとかそういったお考えはないんでしょうか、改めて伺います。 ○議長(世古明君) 都市整備部次長。 ◎都市整備部次長(荒木一彦君) これはどこまで施行者に求められるかという部分もございますので、今ここでそれができるかどうかというのは分からないところでございます。やはりその状況も把握しながら、必要に応じて施行者なり金融なり、どこまでできるかというところはありますけれども、対応を考えてまいりたいと思います。以上です。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 御答弁ありがとうございます。今後どこまでできるか分からないというお話でしたけれども、これまでの経緯、紆余曲折あったことを考えますと、ただ施行者側の言っていることをそのまま聞いているというだけではちょっとおぼつかない感じもいたします。 今後、昨日の品川議員の御答弁にもありましたけれども、駐車場の運用方法なども先方との協議の中で出てくるのかなとも思います。引き続き常任委員会などで私としましては議論を深めていきたいというふうに思っております。 次に、子育て世代臨時特別給付金について再質問いたします。 迅速な給付を目指すため児童手当給付の仕組みを使ったと私は理解しておりますけれども、今回、給付対象外となったのが約400世帯、約700人というのは人数の多い少ないという問題ではないんですけれども、私の受け止めとしましては決して少なくない人数だと思います。これは世帯収入ではなく主たる生計維持者、すなわち年収が高い方の収入を基準としているため、国政でも議論になりましたけれども、例えば片方の年収が960万円以上、子供2人の場合は給付されない一方で、夫婦共稼ぎそれぞれ800万円の収入があり、同じく子供2人のケースでは給付を受けられるということが起きております。 国会のほうでは山際大志郎大臣が、政府が定めた年収960万円の所得制限を撤廃したいという地方自治体が出ていることに対し、「地方自治体の工夫の一つだ、独自で財源を確保して給付することは止めるものではない」と述べていらっしゃいます。また、規模の小さい自治体になりますけれども、実際に給付制限を撤廃し、10万円給付するという自治体も出てきています。 給付制限の撤廃など国政の問題をこれ以上ここで議論するつもりはないんですけれども、伊勢市は人口ビジョンで2060年に伊勢市の人口が9万人になるという予測を出されています。少子高齢化・人口減をいかに食い止めていくのかというのは、伊勢市の活力・活性化を考えていく上で避けられないということだと私は思います。子育ての問題、伊勢市の将来に関して非常に重要な問題であるというふうに認識しております。 子育て支援というのであれば、所得に応じた累進課税制度の下で応分の税負担をされている世帯も視野に収め、伊勢市独自の給付はできないものなんでしょうか、改めて御答弁お願いします。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 所得制限をなくしてはどうかという改めての御質問ということで認識をさせていただきますが、議員御紹介のとおりこの子育て世代への臨時特別給付につきましては、新型コロナウイルス感染症が長期化してその影響が大きい中で、子育て世代に対しまして子供たちを支援してその未来を開く観点から、年収が960万円以上の世帯を除いて給付を行うものであるというものであるということで認識しております。 所得制限につきましては、こうした観点を踏まえて、また給付を迅速に行うために児童手当の基準を採用したというふうに承知をしておりまして、児童手当の制限限度額を超えた場合に、議員御紹介のとおり国の補助金の対象にはならないということになります。ですので、市が負担する必要がございますので、現時点におきましては市長答弁にありますように、所得水準が一定の基準以上の方に対して市単独で給付することは考えてございません。 ○議長(世古明君) 川口議員。 ◆2番(川口浩君) 御答弁ありがとうございました。上乗せの支給ができないという事情は、一定理解できます。 駅前の再開発問題もそうなんですけれども、やはり今後、人口問題、非常に伊勢市にとって大きな問題になると思います。その中で、子育て支援というのがより一層充実されていくということを私としましては期待いたしまして、今回の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。----------------------------------- △中村功君 ○議長(世古明君) 次に、6番・中村議員。 ◆6番(中村功君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 今回は、伊勢市の健康づくりについて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 伊勢市の健康づくりについては、平成18年に健康文化都市宣言を行い、7月11日を含む1週間を健康文化週間、また毎月11日を健康の日と定め、健康づくりの啓発を行っておられるところであります。 また、平成28年度には、令和7年度までの10年間を第2期伊勢市健康づくり指針として伊勢市健康増進計画が策定されているところで、基本理念を「楽しく生活する中でも長続きする健康づくりを実践し、健康寿命の延伸を目指します」とし、健康づくりに取り組んでおられるところであります。この健康増進計画は、生活習慣を形成する「身体活動・運動」や「食生活・栄養」や「休養・こころ」や「歯」や「たばこ」、そして「アルコール」と、そして重症化を防ぐために「がん」や「生活習慣病」の領域で構成されておりますが、今回、その中で特にウオーキングを中心とした健康づくりとがん検診に特化して質問させていただきたいと思います。 まず始めに、ウオーキングを中心とした健康づくりについてお聞かせ願いたいと思います。 健康増進計画では「広めよう ウォーキングの輪」をテーマとして、「歩く習慣をつけよう」との行動指針を設けられていますが、まずウオーキングについての現状の取組をお聞きしたいと思います。また、その取組の効果として、課題についてもお聞かせ願いたいと思います。 最近、市長が市役所へ歩いて登庁される姿を見かけるんですが、今朝も歩いているお姿を拝見させていただきました。市長も率先して健康づくりを行っているのかなと思いつつ、見習うべきだと少しだけ感じているところであります。私自身なかなか実行に移らなくて、歩く習慣が身についていないので、どうしたら行動に移せるのかなと思っております。このあたりが課題でもあるのではないかとも感じており、私のようなものでも歩く習慣がつくような取組があるのか、今後の取組についてお聞きしたいと思います。 次に、がん検診についてお尋ねしたいと思います。 がんについては、日進月歩の医療界にあって、早期発見であればがんも恐れる病気でなくなっています。手術技術も進歩し、医療品も改良されているようであります。 厚生労働省の2018年発表によると、新たにがんと診断された患者は約100万人でございます。新たにがんと診断された人の割合は罹患率と呼んでおられるそうですが、人口10万人当たり、約400人が新たにがん患者になっていると言われています。 各自治体が住民の健康を気遣い、様々なプログラムを準備しているがゆえにがん患者を発見できているという面もありますが、受診率は低く、まだまだ不十分だとされています。日本の健診受診率は、国際的に見ても先進国の中で大変低い値となっており、欧米らと比較すると実に半分ぐらいの約40ポイントも下回っているようであります。 そこでまず、伊勢市のがん検診の状況についてお聞きしたいと思います。 次に、がん検診を受けないのは一人一人にそれほどの危機感がないからだとも言われております。症状が出てきてからでは遅いわけですから、早くから検査を受けるように勧奨しなければならないわけであります。 そのようなことから、がん検診の必要についてどのように認識しているのかお聞きしたいと思います。 次に、国立がん研究センターが令和3年11月26日に、令和2年度に新たにがんと診断された人が令和元年度と比べて約6万人減ったとの報道がありました。しかしこれは、高齢化に伴い増加傾向にあるがん患者数が実際に減ったとは考えにくく、昨日の久保議員も少し触れられていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で検診や受診を控える人が増えた影響と見られているとのことでありました。今後、がんの発見が遅れたため、進行した状態で見つかる人が増えるのではないかと懸念されます。 伊勢市における状況はどのようなものか、お聞きしたいと思います。 次に、がんの発見は早かったら早く治療ができますことから、早いほどいいということは誰もが理解しているところであります。ならば、どのようにすれば発見できるのか。がん検診を定期的に受診することにほかありません。今後、がん検診受診率をもっと上げていくような考えはないかお聞きしたいと思います。 以上、通告による質問を終わりますが、御答弁の後に再質問をすることをお許し願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(世古明君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、中村議員の御質問にお答えをいたします。 始めに、ウオーキングを中心とした健康づくりでございます。 平成28年度に第2期伊勢市健康づくり指針を策定し、生活習慣病などの発症予防に重点を置き健康づくりを進めており、ウオーキングにつきましては計画の重点事業の一つに位置づけ、取り組んでいるところでございます。具体的な取組といたしましては、正しい歩き方や効果に関する講習会の開催や、健康増進効果を検証したコースのマップを作成し、広報やホームページなどで情報提供を行っております。また、地域住民へのウオーキングの普及を目指して、健康づくりアドバイザーやまちづくり協議会と協働でウオーキング大会を開催をしております。 取組の効果と課題でございますが、健康づくり指針でウオーキングを習慣としている人の増加を成果目標として上げており、令和2年度に行った市民健康意識調査では、策定時の18.3%から23.7%に、5.4ポイント増加をいたしました。また、週1回以上の身体運動を行っている人のうちウオーキングに取り組んでいる人は53.8%となっており、前回の調査より11.8ポイントの増加となっております。 今後の取組につきましては、調査結果では、今後取り組みたい運動としてウオーキングと回答した人が最も多い結果となっており、取り組むきっかけづくりとして講座や大会の開催、コースの情報発信を行うなど、市民の皆さんが自ら健康づくりを実践できるよう引き続き支援をしてまいります。 次に、がん検診についてお答えします。 がん検診につきましては、市内の医療機関の御協力の下、胃・大腸・肺・前立腺・子宮・乳がんの各種検診を実施しております。 令和元年度の検診受診率は、全てにおいて全国、三重県の受診率を上回っている状況で、特に肺がん検診は県内14市中1位となっております。 令和2年度の本市の受診者数は、全体で延べ約5万人で131人の方にがんが発見をされました。がんは、二人に一人が一生のうちに診断されると言われており、死亡原因の第1位となっております。治療可能な段階で早期発見し、治療を受けることで100%近く治るがんもあり、早期発見のために定期的な検診の受診が重要と考えております。 次に、新型コロナウイルス感染症の影響でございます。 令和2年度のがん検診受診者数は、対前年度比95.3%と減少が見られました。令和3年度上半期についても受診者数は減少傾向であるため、新型コロナウイルス感染症の影響が出ていると考えております。 最後に、がん検診の受診率の向上でございます。 市民の皆様の大切な命を守るため、検診を受け、がんを早期に発見できるよう効果的な啓発に努めるとともに、無料クーポン券や市独自の取組である肺がん検診の補助券の配布を継続するとともに、今年度から伊勢市公式LINEによる受診勧奨のお知らせを始めるなど、受診しやすい環境整備をしっかり行い、受診率の向上に努めてまいります。 以上、中村議員の御質問にお答えしました。御理解賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) 御答弁ありがとうございました。何点か再質問させていただきたいと思います。 まず、ウオーキングを中心とした健康づくりについてからお聞かせ願いたいと思います。 ウオーキングについては、早朝や夕方、あるいは夜にもよく見かけるようになりました。御答弁にもありましたが、健康づくり指針でもウオーキングを習慣としている人の増加を指針目標にしており、市民健康意識調査でも増加しているとのことでありました。 しかし、私のようになかなか歩けない人、歩く気持ちがあっても歩かない人が多数いると思うんですが、なぜ歩けないのかなどの理由を把握しているのであればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) お答えします。令和2年11月に実施いたしました先ほど御紹介の市民健康意識調査の結果では、週1回以上の身体運動を伴わない、行わない人の理由の上位に、一つ目が仕事・育児などで忙しくて時間がないということで、第2番目が行いたい運動を始めるきっかけがない、一緒に運動を行う仲間がいないというような順に高くなってございます。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) 忙しくて時間がない、あるいは運動を始めるきっかけがないということでありました。 歩く習慣のない人といいますか、日常生活の中でウオーキングをしないあるいはできない人がいると、繰り返しなりますが、おると思うんですが、そのような方への働き方というのはどのように考えているかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 当市では、平成28年度から平成30年度にかけて、皇學館大学の監修によりまして、いせし健康体操というのをつくって周知をしているところでございます。いせし健康体操につきましては、時間が取れない人や座ってしか運動ができない人、このような人が短時間で隙間時間を利用して運動を行うことができるということでございますので、皆さんそれぞれの状態に合った体操を選んでいただけるということでございますので、ぜひ活用していただきたいというふうに考えております。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) 歩く習慣のない人は体を動かすこと、またいせし健康体操を勧めていくんだということを教えていただきました。 朝、テレビをつけていると、6時半ぐらいになんですが、1分間体操という何とかいうのがあって、私も今朝の1分間、体操を、運動ですね、やってきたんですが、少ししています。1分間ですので、やっぱり負担もなく簡単にできるので、私のような者でも簡単に、目に入ればきっかけになるのかなと、そんなこともしますので、目から入るというのは確かに大事なことだと思いますので、その辺もまた御検討願いたいと思います。 さらにはまた、個人的にはラジオ体操なんかも広域的に地域的に広がっていくと、非常に取り組みやすい運動ではないのかなと、そんなようなことも考えていただいたらなと思っております。 もちろん、いせし健康体操については、広げていくんだということについては非常にいいことと思うんですが、私だけかも分かりませんが、その割にはいせし健康体操のことを市民はあまり認知していないのではないかと考えております。どの程度知っているのか少し疑問があるところなので、どのように周知をしているのか教えていただけますか。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) いせし健康体操の周知の状況でございますが、現在ホームページでありますとかユーチューブ、ケーブルテレビなどで毎日定時に放映をしているところでございます。そのほか、いせし健康体操普及推進員の養成をさせていただいておりますが、推進員さんと一緒に啓発や活動の支援などを実施をしているところでございます。 議員御指摘の健康体操の認知度でございますが、先ほどの市民意識調査によりますと、知っている人の割合が16.5%でございますので、引き続きしっかりと周知を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) よく分かりました。運動のきっかけにしていただけたらいいと思いますので、これからも気軽にできるよう、さらにしっかりと周知していただきたいと思います。 ウオーキングについては、さらにウオーキングを広めていくための取組が必要であると思います。なかなか一人で歩くというのはきっかけがつかみにくいかなと思っております。やはりきっかけが大事であるように思いますので、地域でのウオーキングイベントなんか結構効果的だと思いますが、どのようにお考えになっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 議員御指摘のとおり地域イベントへ参加していただくことをきっかけづくりとして運動の習慣づくりもしていきたいというふうに考えております。 現在は、健康づくりアドバイザーと共同企画のウオーキング大会を開催したり、まちづくり協議会へ毎年ウオーキング大会の支援を提案させていただきまして、開催の募集を行っているところでございます。例えば講師の派遣でありますとか皇學館大学の先生方とか保健師の支援、ウオーキングコースの健康増進効果の検証などの支援を行っているところでございます。 あと、令和4年度までに、23協議会中11協議会に支援を行っているところでございます。既に独自で取り組んでいるまち協さんもございますが、情報収集を行いながら地域でのウオーキングの普及ができればと考えてございますので、引き続き働きかけを行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) ありがとうございます。最近、私も地元のまちづくり協議会主催のウオーキング大会があって、参加をさせていただきました。1時間余り歩いたんですが、とても楽しく快適な時間を過ごさせていただきました。また機会があればぜひ参加したいなとも思っているところです。 なかなか一人では歩くことに慣れていない人は、そういう大会があっても参加しにくいとも思います。子供たちやパートナーなどと一緒に呼びかけてもらうと参加しやすいのかなとも思っておりますので、引き続き機会があるごとに啓発をしていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(世古明君) 一般質問の途中ですが、11時10分まで休憩いたします。 △休憩 午前10時55分 △再開 午前11時08分 ○議長(世古明君) 休憩を解き、一般質問を続けます。 中村議員。 ◆6番(中村功君) それでは、引き続きがん検診についてお願いしたいと思います。 先ほど市長から、伊勢市の検診受診率は全国や三重県を上回る状況であるとの御答弁をいただきました。上回っていることは大変評価したいと思いますとともに、さらには、肺がん検診においては県下1位であるということについては、関係者の皆様に敬意を表したいと思います。 これはどのようなことが受診率向上に影響しているとお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 当市のがん検診につきましては、国民健康保険や健康保険組合の特定健康診査と実施期間を合わせているということがございます。それで同時に受診ができるというようなことがまず一つ。それから、実は医療機関側からも受診を勧めていただいておりますことから、実施していただいています医療機関、それから伊勢地区医師会の先生方の御協力をいただいているということでございますので、そういったところが受診率向上に影響しているというふうに考えております。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) ありがとうございます。受診率が高い理由として、医師会をはじめとする医療関係者の皆様の協力ということは分かりました。ありがとうございます。 そう言われると、私も特定健康診査に行ったときに看護師さんから「中村さん、今回もがん検診しますね」とこういうふうに気軽に声をかけられて、私も「はい」というふうに二つ返事で受けたわけですが、そのときに私は特定健康診査とかがん検診とかあまり気にもしていなくて、恐らく看護師さんに声をかけてもらわなかったら、ひょっとしたらがん検診はしなかったのかなと思います。今お聞きして、勧められたということについて、そのときの看護師さんに感謝、あるいは医療関係者の皆さんに感謝申し上げなければならないのかなと思います。 がんは二人に一人の割合で診断され、死亡原因も1位との御答弁でした。しかし、早期発見により治療を受けられるわけでありますので、治るがんもあるということです。それには定期的な検診が重要である、そういう認識でありました。 それでは、受診勧奨のための周知はどのように行っているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) お答えします。がん検診の受診勧奨の啓発でございますが、広報やホームページなどでの啓発周知を中心といたしまして、市長が申し上げましたとおり伊勢市公式LINEでの受診勧奨を今年から始めたところでございます。 また、検診期間の中間に例えば乳がん、子宮がんの無料クーポン対象者のうちまだ受診していない方へのコールリコールといいますか、まだとちゃいますかというようなはがきを送付している、このようなことを行っております。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) ありがとうございます。がん検診の受診については、あくまで周知ということで強制ではありません。私も調べたところ、やはり効果があるというのか、個別に電話や郵送で検診の案内をするコールリコールというんですか、が効果があるというような結果が出ているそうでございます。いろんな方法があると思いますので、受診者の立場になって効果ある周知をお願いしたいなと思います。 市役所の職員健診でも健康診断は強制的というか命令的になるわけですが、がん検診については任意ということになります。私も職員時代には、職員課が積極的にがん検診を受けなさい受けなさいというようなことはなかったように記憶しております。ただ、職員の中でもがん検診というのですか、人間ドックあるいは健康診断かも分かりませんが、その検診で市役所の機会にがんを発見したという人もお聞きします。その辺りも積極的に受診勧奨すべきではなかったかなと思っております。 次に、新型コロナウイルス感染症の影響により、伊勢市においてもがん検診の受診者数は減少傾向にあるとのことでした。早期発見が大事であるのに検診が減っている、助かる命も助けにくくなるのではないかと感じているところです。その辺りのお考えはどうでしょうか。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 議員御指摘のとおりであると思います。 市長答弁の繰り返しになりますが、早期発見・早期治療を行うことにより100%近く治る場合もあるため、定期的な検診が重要であるというふうに考えております。検診を受けやすい環境整備をこれからもしっかりと行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) 少しでも多くの方が早く安心して検診を受けられることの対応をお願いしたいと思います。 やはりがん検診の受診率を向上させるには啓発が必要になってくるかと思います。効果的な啓発の取組についてもう少し具体的に教えていただけますか。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) がん検診の効果的な啓発についての御質問ということでございますが、市としましては、健康文化週間や乳児健診の健診会場でのパネル展示や女性がん検診の無料クーポン券に啓発冊子を同封するなど、そういった機会を捉えて啓発に努めているところではございます。 それ以外に、例えばがん検診の結果、要精密検査となった場合、保健師が家庭訪問や電話相談を実施いたしまして、精密検査の必要性についても啓発を行っております。検診受診のみではなくて結果まで把握がなされるよう、せっかく受けていただいた検診が無駄にならないように相談を行っているところでございます。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) 啓発というのはいろんな工夫が大事だと思います。健康増進計画の具体的な取組のテーマが「受けて安心 がん検診」とのテーマになっていますが、標語募集なんかでも興味を持っていただくのかなと思います。もちろん俳句、川柳の募集でもがん検診を認知する手法としてはいいのかも分かりません。例としてこんなのはいかがでしょうか。「がん検診 受けて守るは我が命」。俳句ではありませんので、例えばの標語ということで、こういうような標語が皆さんに広まって、検診は大事だなという視点も大事かなと思って紹介させていただきました。 そして今回、気がついたんですが、八日市場町の福祉健康センターの前に宣言の看板とか懸垂幕というのか、標語とかそういうのが見当たらない。ガラスには大きく宣言都市というようなことが書いてあったかと思います。拠点であるセンターの前とか駅前なんかで看板や懸垂幕なんかは、結構目立つPRや啓発もできるのではないかと思います。今後いろいろ検討していただければと思います。 いずれにしろ、粘り強く受診率向上のために啓発をよろしくお願いしたいと思います。 次に、受診率向上のために受診しやすい環境整備を行うとの御答弁でございました。具体的にはどのようなことなのか教えていただけますか。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 受診しやすい環境整備という御質問でございますが、先ほどの市長答弁の繰り返しになりますが、伊勢市公式LINEでも受診勧奨を行ったところでございます。また、肺がん検診の補助券の配布ということも御紹介させていただきました。そのほか、市の国民健康保険や健康保険組合が行う特定健康診査とがん検診の同時受診を市や医療機関で啓発しております。 また、集団検診のウェブ申込みを導入しております。これ、24時間申込みを可能となっているところでございます。あと、若い子育て世代の女性が受診しやすいように、例えば乳がん、子宮がん検診の集団検診会場で託児を行っております。それから、昨年度から健康マイレージ事業にがん検診の受診ポイントを加えて対象としたこと、このようなことを行っております。 今後も他市の例を参考にしながら、当市において効果的な環境整備に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) ありがとうございます。受診率向上のためには独自の工夫や取組が必要であり、他市の先進事例も参考にするのも大いに結構かと思います。十分検討して実効性を高める受診率向上の施策に取り組んでいってほしいと思います。 もう20年以上も前のことになります。私事ですが、当時私もたばこを吸っておりました時期に、健康課主催による禁煙教室というのがありまして、そのとき自分としてはあまり行くことはなかったんですが、強く声をかけられて参加したことがあります。多くは覚えていないんですが、そのときの教室でニコチンシールをもらった、それがきっかけで私はたばこをやめることができたわけです。私はニコチンシールでたばこをやめました、になるわけですが、どこかで聞いたようなフレーズですけれども、私はがん検診で命が助かりました、そんながん検診を受け、言われるようになると本当にいいというか、ありがたいなと思っております。 そこで、がん発見日本一を目指すぐらい受診率を向上させていただきたい思いなんですが、そのための方策についてどのようなことを考えているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(世古明君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長大井戸清人君) 受診率向上のためにどうしていくのかという御質問でございますが、当市のがん検診の受診者の年代でございますが、肺がん、大腸がん、胃がん、これらは70歳以上が半数以上を占めているということでございます。受診率の向上のためには、例えば50代から60代、比較的若い世代の受診者数を増やしていくことも必要だというふうに考えてございます。 職場の健診や人間ドックの市のがん検診以外の機会にがん検診を受けていることも考えられますが、実態の把握をしながらより多くの方に受診していただけるよう、効果的な受診勧奨に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(世古明君) 中村議員。 ◆6番(中村功君) ありがとうございます。受診率向上のためには、比較的若い世代の受診者を増やしていく必要があるということが分かりました。ぜひターゲットを決めて、効果的な受診勧奨を進めていってほしいと思います。そして、がん発見日本一を目指すぐらいの意気込みがほしいと思います。 今日は、健康づくりについて御質問をさせていただきました。自分の健康は自分でつくるは当たり前のことであります。市長にはまだまだコロナ禍の終息が見えない中、市政運営等においても大変厳しい状況と思いますが、市民の健康づくりを支援していくことも行政の使命であると思います。年に一度は人間ドックや特定健診と呼ばれる特定健康診査を受診し、同時にがん検診を行い、体全体を検査するようになれば市民の健康を守れることにつながります。 50日前の11月1日に、私はとても大切な人を亡くしました。その方は市役所の先輩でありますが、職場の健康診断をあまり受けていない人でありました。健康診断を勧める立場の担当になったため、周りから受診を勧められ受診したところ、そのときは自覚症状も特になかったようでありますが、胃がんを発見しました。57歳のときでした。そのときは胃の3分の2を切除する手術をしました。数年してから再発してしまい、胃を全部切除しました。その後、肺も侵され一部切除して、さらには5年ほど前には喉にまでも侵され、声帯を切除し、声も出せなくなりました。80歳でした。23年に及ぶがんとの闘いでした。もっと早く見つけていれば、受診していればそこまでのことはなかったのではないかと、今でもその思いが込み上げてきます。今回、がん検診の受診の大切さを改めて思い知らされ、質問させていただきました。 この伊勢市の取組ががん発見日本一と呼ばれ、全国に誇れる「生涯を健康で暮らせる健康文化都市」となるよう、楽しく生活する中でも長続きする健康づくりを実践し、健康寿命の延伸を目指し、さらに御尽力いただくことを期待し、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(世古明君) 説明員入替えのため、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時26分 △再開 午前11時27分 ○議長(世古明君) 休憩を解き、一般質問を続けます。----------------------------------- △野崎隆太君 ○議長(世古明君) 次に、12番・野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問をいたします。 まずは、鈴木市長、改めまして無投票での4期目の再選、誠におめでとうございます。 私の最初の市議会選挙と鈴木市長の誕生が同じときでもありましたので、それから12年の年月、月日がたったかと考えると、非常に時がたつのは早いなというふうにも感じております。12年間にこの伊勢市は、合併5年、それから10年、15年というのを迎えまして、我々の今回の任期の終わりには、伊勢市合併後、新市制20年の節目も迎えます。また、まち、市中では第62回の式年遷宮が行われ、また平成から令和への年号が替わるなど、この12年の間には大きな節目も数多くございました。 選挙などでは、1期目に種をまき、2期目に育て、3期目はいよいよ収穫と、政策が花を咲く、開くそんな例え話もよくされますけれども、3期やってようやく一人前というような言われ方を我々はすることもあるんですけれども、我々が議論をしてきたこと、これがどうなったのか、10年経過をしてまちをよくできたのか成果が試される、3期目のこの例えは恐らくそんなことでもあるのかなというふうに思います。 4期目に就任をして早々ではありますが、鈴木市長にとってこの4期目の首長、先ほどの収穫、政策という話もありましたけれども、4期目の首長というのがどんな存在であるのか、市長の4期目の首長像、市長像というのをぜひともこの議会の冒頭にお聞かせをいただければというふうに思って今回は、通告をさせていただきました。 また、その中で市長には、本定例会の冒頭、所信の一端ということで、今後の市政運営への基本的な考え方というのをお示しをいただきました。具体的な所信は令和4年度の兼ね合いもあって3月に表明をされるというようなお話がありましたけれども、この12月というのは本来であればですけれども、予算の作成に対する考え方とかそういったことを議論をする大切な時期でもあります。また、これは私個人の思いではありますけれども、4年間を月数にすると48か月、今から11月の我々の就任から4月まで待ってしまうと、1年間12か月で考えると1月が全部終わってしまうみたいな、12分の1が終わってしまうというので、少し議論をしないというのももったいないかなというところもありまして、あえてお聞かせをいただける範囲で今回の所信表明の中の提案説明のことを軸に数点、御質問をさせていただければというふうに思います。 一つ目に、これ全て市長の提案説明の中のものでありますけれども、地域自治におけるデジタル活用というような文言が市政運営の基本的な考え方の中にありました。地域自治というのは、私の考える地域自治ですけれども、最も住民に近い政策の一つではないかというふうに思っております。地域自治へのデジタル活用というのは個人的にも大きな期待を寄せとるわけですけれども、どんなイメージを持って今回の提案説明の中に置いていただいたのかをお聞かせいただければと思います。 二つ目に、文化の継承についてもこれは言及ございました。担い手の育成・継承ということが中心のお話でありましたが、私が幾つか所属している団体も含めて、コロナ禍において活動休止が複数年にわたっておりまして、今、人材確保以前に存続が難しいような状況も幾つか散見をされると思うんですけれども、その辺りこの市政運営の中でどんなふうに考えられているのかをお聞かせをいただければと思います。 三つ目に、教育の分野において今、国や市でも少し議論はされておりますけれども、教育分野でプログラミング学習というのが議論をされて、デジタルであるとか、将来的にはIT人材の育成という大きな方針も国から示されております。これについて、外国語という説明はあったんですけれども、デジタル分野の言及というのが少し見られなかったので、どんなふうに考えられているかをお聞かせいただければと思います。 四つ目に、これも提案説明の中で少し抜けていた部分ですので、少しちょっと意地悪な質問かもしれませんけれども、スポーツや健康、先ほどの中村議員からも健康の話がございましたが、こういった健康に触れた部分というのが少しなかったので、私としては、成功を収めた東京五輪、これには残念ながら市出身の選手の活躍というのを見ることができませんでした。高校卒業後につながる選手の育成とか市での競技スポーツなど、国体という山を一つ越えた後、今どのような考えをお持ちかお聞かせをいただければというふうに思います。 五つ目に、経済についてでございます。経済は、市長の市政運営の中では観光の再興、それから市内経済の回復、また雇用の確保というような御説明がありました。私は、経済は成長を目指すことにこそ意味があるというふうに考えています。そのような意味であえてお聞きするんですけれども、ここで言う観光の再興、また経済政策というのは、コロナ前を100としたときに一体幾つを目指すものなのか。成長を目指していくものなのか、それとも100というまた元に戻るというところまでで止まってしまうものなのか、どんなふうにお考えかをお聞かせをいただければというふうに思います。 六つ目に、宮川橋の架け替えに関しても言及がございました。架け替えが進むことは、新しい宮川橋の最も近くに住む議員の一人として大変喜ばしく思っております。 一方で、新しい橋への接続道周辺は、地元住民は僕も当然理解はしとるんですけれども、多くが狭路であって、またそのほとんどが実は通学路でもあります。交通の変化が事故の増加につながることも懸念をされますので、周辺道路の交通量の変化についてどんなふうに把握をされているのかをお聞かせをいただければというふうに思います。 七つ目に、公共施設マネジメント、こちらについても触れられましたけれども、これはB地区の問題のときに僕、度々触れておりますけれども、計画の遅れであったり変更などで、進捗について今の時点で修正が必要なものがあるのではないかなというふうに思います。それは、小学校の統廃合とか大きなことも含めて幾つかの見直しがひょっとすると必要なんじゃないかと思うんですけれども、その辺り公共施設のマネジメントの進捗管理とか計画そのものの修正について、今の時点でどのようにお考えかをお聞きいたします。 次に、(3)ですけれども、市長はSDGsについても市長の市政運営の方針の中で触れられました。また、同時に中長期計画の更新時期であるというような話もお話をされました。 SDGsというのは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であります。市長は同じ提案説明の中で総合計画とSDGsというような話を触れられましたので、あえてお聞きするんですけれども、例えば総合計画の中期基本計画とSDGsをよりリンクをさせて、市の今後の施策の運営の方法にどんなふうにやっていくかというような中心に置くというのも一つの考え方かなというふうに思うんですけれども、SDGsとそれから総合計画の関連性について、考えをお聞かせをいただければというふうに思います。 最後に、これは(3)のところですけれども、具体的な所信は3月というような発言で冒頭始まったわけですけれども、一方で、B地区についても少し触れられました。市民は当然新しく立たれた市長がB地区をどのように裁くのか、また本会議場でどんな形で表明をされるのか、この議会でですね、というのを期待を寄せていたのではないかなというふうに思います。また、スケジュール的に3月の所信というのでは本当に間に合うのかというふうに感じるところもあるわけでございます。市長並びに当局の皆さんは、現在このB地区のスケジュール、3月まで放っておくということは当然ないとしても、今議会にも委員会の中で出てきますので、どんなスケジュールを考えられているのか、この点をお聞かせをいただければというふうに思います。 以上で通告による質問を終わりますが、答弁のいかんによりましては再質問をお許しをいただければと思います。 ○議長(世古明君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、野崎議員の御質問にお答えをいたします。 まず、私が考える市長像についてでございますけれども、4期目となる今期につきましては、これまで築き上げてきたものを基盤としながら、特に「未来へつなげる」ということを基本姿勢として取り組んでまいりたいと考えております。人口構造が変化をする中で、これまでのサービスの在り方やそれを推進するための組織・体制の在り方が持続可能であるのか、持続可能とするためにはどういったことが必要か、こういった視点を持って取り組んでまいりたいと考えております。 また、まちづくりは人づくりであり、何よりも人材育成が大切であるとの考えから、未来の伊勢市、地域を担う人材の育成を最重点で取組の検討をしてまいりたいと考えております。 そして、これらの取組を進めるためには市民の皆様からの信頼が欠かせません。昨年から続く新型コロナにより、コミュニケーションの機会が減少するということもございますけれども、市民や地域の皆様と共にまちづくりについて対話していくことに引き続き行ってまいりたいと考えております。 また、これまでの経験や育んだ関係を基に、伊勢志摩定住自立圏の構成市町をはじめとした関係市町・県・国とも綿密に連携・協調し、取り組んでまいります。 市民の皆様からの御信任をいただき、引き続き4年間の市政を担わせていただくこととなりました。初心を忘れず、全力で全うしてまいりたいと考えております。 次に、地域自治におけるデジタル活用につきましては、例えば一つの例でございますが、地域情報を共有できるツールを普及することにより、地域内のコミュニティーの活性化を図ることや、またこれまで対面や紙で行っていたやり取りを電子化することにより、自治会等の事務の効率化及び軽減化を目指すこともイメージしております。 現時点におきましても、市内の河川に設置をした危機管理型水位計により、これまでは現地で確認が必要であった大雨のときの水位情報を誰もがパソコンやスマートフォンなどオンラインで確認ができるようになる、そういった取組も進めております。さらに、この水位計を活用した大雨時の避難のタイムラインの検討を一宇田川及び汁谷川流域の自治会で開始をし、住民の皆さんが自主的に避難できるよう取り組んでおります。 また、地域全体でデジタル社会の実現に向け取り組んでいく必要があることから、産官学民が連携し推進協議会を設立し、実証事業や地域への普及・啓発などスマートシティの実現に向けて推進してまいりたいと考えております。 次に、文化の継承につきましては、議員仰せのとおり昨年度以降、様々な伝統行事が中止を余儀なくされております。国の補助制度も活用し、引き続き各団体等の実情に見合った支援を行ってまいりたいと考えております。 また、文化全般への取組としましては、郷土資料館の整備検討、旧賓日館等の文化財の保存・活用に取り組むとともに、観光やまちづくり等、他分野との連携を図りながら、文化の継承・発展に努めてまいります。 次に、デジタル教育につきましては、伊勢市の学校では、コンピューターに自身が意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身につけたり、情報に係る基礎的な技術の仕組みや情報モラルの必要性について学んだりしております。個別最適な学びや協働的な学びが、伊勢市に貢献するIT人材育成の基礎にもなると考えております。 また、本年度開催されました全国高等専門学校プログラミングコンテストにおいて、伊勢市出身の学生がメンバーの一部である鳥羽商船高校の2グループが課題部門で文部科学大臣賞や優秀賞を受賞したと聞いており、今後もデジタル人材の育成にも努めていきたいと考えております。 次に、競技スポーツでございますが、伊勢市におけるスポーツ振興につきましては、子どもから大人、高齢者まで、市民の誰もがそれぞれのライフステージに合わせてスポーツを楽しみ、健康で豊かな生活が送れるまちを目指し、取組を進めております。 このような中、市とスポーツ関係団体が連携をし、生涯スポーツと競技スポーツの振興をバランスよく進め、スポーツを通じた健康増進の意識の醸成、運動・スポーツへの興味関心が高められるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、観光再興等の経済政策においての目標についてお答えします。 コロナ禍において緊急事態措置等を踏まえ、観光客等へ来訪自粛を呼びかけるなど異例の対応を行ったことにより人の流れが止まり、市の経済は大きな打撃を受けました。ウィズコロナ期には、感染リスクを抑えつつ、地元の魅力の再発見、地元経済に貢献する近場を旅するマイクロツーリズムが着目をされております。コロナ前とは旅行スタイルや生活様式が変化をしましたが、事業者の皆様に事業を継続していただくためにも、コロナの状況を見極めつつ、アフターコロナを見据えた適切な情報発信、受入環境を整え、来訪、消費を促すことにより、市の経済をまずは100を目標に回復させていきたいと考えております。 次に、新しい宮川橋を含む高向小俣線の整備につきましては、令和12年度の供用開始に向け用地の取得を進めております。新しい宮川橋が完成し供用しますと、現在の宮川橋は撤去予定であり、交通の流れが変わることは十分考えられることから、供用を見据えて交通の流れや量を調査するなど、安全かつ円滑な交通の確保に向け対策を検討してまいります。 次に、公共施設マネジメントにつきましては、現在、施設類型別計画に沿って施設ごとに取組を進めております。しかし、情勢変化など諸事情により計画の修正をしなければならない施設もあると考えており、今後、計画の見直しについて検討してまいります。 次に、SDGsと総合計画の関連性につきましては、SDGsは2015年国連サミットで採択をされた国際社会共通の目標でありますが、17のゴールをはじめとした方向性は、地方公共団体における持続可能なまちづくり、地方創生の方向性と同じくするものでございます。 現在、策定を進めている令和4年度から令和7年度までを計画期間とする中期基本計画においては、SDGsについても十分に考慮をしながら検討を進めているところでございます。 次に、B地区につきましては、去る11月24日の連合審査会において、保健福祉拠点施設の入居に関する協議を再開する旨、御報告を申し上げたところでございます。現在、施行者である伊勢まちなか開発と賃料や駐車場などについて協議を重ねており、保健福祉拠点施設の入居についての方針が定まり次第、速やかにお示しさせていただきたいと考えております。 なお、再開発事業については、3月末の完了に向け、引き続き取り組んでまいります。 以上、野崎議員の御質問にお答えしました。御理解賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(世古明君) 一般質問の途中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時45分 △再開 午後0時58分 ○議長(世古明君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) ただいま御答弁をいただきましたので、再質問を行わせていただきたいと思います。質問の都合上、(2)の項目から順に再質問をさせていただければというふうに思います。 まず、(2)のアというところです。地域自治におけるデジタル活用とかこの辺から順番に聞かせてもらうんですけれども、市長から先ほど詳細な御説明をいただきました。防災に関わることとかも含めて、地域自治の話もお話をいただきました。紙ベースからの電子化、それから防災への活用、この辺りには私も大きな期待をさせていただきたいというふうにも思います。 その中で、電子化の効果、これをより大きくするためには、住民、市民、関係者だけでなくて全員がデジタルに恐れを抱かず利用ができるような雰囲気とか環境も全部醸成をして、また行政は恐れずに住民に対してデジタル化というのを進めていく、ある意味では利用させていく、そんな土壌の養成というか、そんな環境の育成が必要かなというふうにも思うんですけれども、非常時とはいうものの、コロナワクチンの申込み、これをLINEで行ったことで伊勢市全体のデジタル化というのは、これは幾らばかりか進んだのではないかと、私はそんなふうにも感じております。 そのことで市は、施策におけるデジタル活用のドアを一つ開くことができたのではないかなというふうにも感じるんですけれども、その辺り、成果であったりとか情報格差の是正というのは、考え方をちょっとお聞かせください。 ○議長(世古明君) 情報戦略局長
    情報戦略局長(須崎充博君) 御紹介いただきましたLINEの件ですけれども、ワクチン接種、ウェブでの予約の終了時点のことですけれども、6万1,503件の方が御利用されて、約76.9%の方に御利用いただきました。ウェブが便利というふうなことは、その時点で少しは市民の皆様も御理解いただけたんじゃないかというふうに思っております。 ただ、スマートフォンに慣れていない方に関しましてはLINEでの申込みができないという苦情もいただきまして、デバイドの対策は常に必要だということを感じております。 今年はまちづくり協議会さんとか公民館講座等でスマートフォン教室を行っております。好調でありまして、今年は17回ほど実施する予定で進めており、来年度も継続したいと考えております。 先ほど議員おっしゃられた恐れず使えるようなことがデジタルには大切というふうに思いますので、市も市民サービスの向上と業務の効率化を目指して、先ほど発表させていただいた伊勢市デジタル推進ビジョンの中に書いてございます基本理念に基づいて、利用者目線でつくるデジタル行政ということを目指しまして取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 分かりました。このデジタル分野というのは、確かに最初の一歩の踏み込みというのがなかなか行政側からすると難しいところは当然あります。あまり進んだものを求め過ぎるのもどうかとは思うところもあるはあるんですけれども、ただ一方で、パソコンが使えるかどうか分からへんという話をしている間に次はスマホの時代にだんだん移ってきて、その間、実は行政が実際住民の皆さんにパソコンを用いた電子化に成功したかどうかというのは、全国ですけれども、ちょっと懐疑的なところもあったし、じゃあ次スマホが出たときに、それの次の代までに、スマホのときに実際僕らは住民さんのサービスを本当に向上ができたかというような視点でいずれ検証するときも来ると僕は思っています。なので、住民サービスの向上の一つとして、デジタル化はそういう目線で積極的に取り組んでいただけたらうれしいかなというふうに思います。 もう一点、答弁いただいた中で、詳しくは3月ということを当然最初、市長の御説明でいただいているのであまり詳しくは聞くつもりはないんですけれども、先ほどの答弁の中で、産官学民が連携をした推進協議会、これデジタル化の話しですね、それから実証事業、スマートシティの実現という表明があったわけなんですけれども、ある意味ではこの本会議場で初めて聞いた話で、この表明自体は僕、大きな一歩じゃないかというふうには思っております。 ただ、いかんせんこれ、所管の委員会もございますし、協議会前ということも当然理解はしておりますので、話せる範囲で結構ですので、先ほど言った推進協議会、実証事業、スマートシティのイメージをお聞かせをいただければというふうに思います。 ○議長(世古明君) 情報戦略局長。 ◎情報戦略局長(須崎充博君) スマートシティ推進協議会ですけれども、市内のデジタルレベルを上げていこうと思いますと、どうしても市民の皆様、また市内の事業者の皆さんの御協力が必要となってきます。そこで、今年に入ってから3回ほど、商工、観光、農業、漁業、医療関係、福祉関係の団体の方々と協議を進めてまいりました。できましたら今年中に推進協議会を民間の方々と立ち上げたいと思っておりまして、1月、2月に開催される総務政策委員協議会にて御説明を御報告させていただくように現在進めております。 市内の先進企業の皆さんの御指導をいただいてレベルアップをしたいというふうに考えておりまして、具体的には令和4年度からとなってきますけれども、先進事例を勉強しながらしっかりと取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 分かりました。 伊勢市はグーグルさんと連携したりとかLINEさんと連携したりと、いろんなことで先進的な企業とも連携をしているのは当然承知はしております。ユーチューブに上げた動画も非常に評価が高かったものもたしかあったようなそんな気もしておりますし、デジタルが遅れているということは当然ないと思っています。 ただ、今、局長がおっしゃってもらったとおり、市内には優秀な企業もたくさん実際あります。コロナのとき、補正予算で市内の動向調査に御協力いただいた会社なんかも含めていろんな会社があって、それぞれの分野でデジタル、ITというところでは先端のカンファレンスなんかで実は伊勢市の名前を聞くこともあるので、そういったことも含めてぜひとも伊勢市の中で進んだものをより引っ張り上げていただくような、そんな協議会が実現していただければなというふうに思います。ここはさっきも言ったとおり詳しくは3月ということと、あと協議会の前ということであまりこれ以上聞きませんけれども、ぜひ頑張っていただければというふうに思います。 次に、文化継承については御答弁いただいた内容で、12月議会の回答としては僕としては了とさせていただければというふうに思います。 多くの団体が2年間、実質の活動停止をしているというような現状も僕はあるんじゃないかなというふうに思います。特に御年配の方が多い団体とか地域の伝統文化と言われるような団体も幾つかそんなふうに活動を停止しております。例えば一例すると、僕が所属している小俣のかんこ踊りなんかも2年間実質やっていませんし、練習もしていないと。 こういった団体が再開に当たっては、たとえ小さい金額であっても再開に向けての補助制度がなんかがあったりすると、ひょっとするとやりやすいかもしれませんし、先ほど賓日館や文化財、他分野との連携というような言葉を市長からも賜りましたので、市長部局に移って最初の予算編成というものを慎重かつある意味では大胆な施策とか予算にも期待を申し上げて、文化のところは終わっておきたいと思います。 次に、先ほどのデジタルとは違って、教育のほうのデジタルについて再質問をさせていただければと思うんですけれども、コロナ禍でデジタル化とかリモートワークというのが一度に進んだ印象が実際にございます。実際にそういった動きもあったわけですけれども、伊勢市もワーケーションに取り組んだりとかもしていましたし。そういったことも含めてデジタルの教育の可能性の一つとして、例えば都会に行かなくても環境さえあれば伊勢でも仕事ができる、言うてみたら少子化対策であるとか人口流出の対策ということも考えて、そういった可能性も考えて取り組むことが僕は可能ではないかと思っています。 単に小学生にプログラムを教えようとか、それから小学生がパソコンと触れることでこれからの時代に合せようという話ではなくて、もっとこういった市の目標とか、また戦略的な考え方があってもいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺りはどんなふうにお考えでしょうか。 ○議長(世古明君) 情報戦略局長。 ◎情報戦略局長(須崎充博君) すみません、先ほど私、推進協議会の立ち上げを今年中と申し上げましたけれども、今年度中ですので、申し訳ございません、訂正させていただきます。 デジタル教育から人材の育成というふうなことで、デジタル化によってリモート、学習、働き方が随分変わったというか進んだというか、認識しております。伊勢に住みながらリモートワークをしていただくことなんかも当然、人口流出の対策となる、首都圏の企業さんとタイアップをしてテレワークの推進をすることも一つだというふうに思っております。 人口対策という意味で、デジタル活用分野をあらゆる分野で進めることが市の魅力となって、また住みたいまちとして人口流出の対策につながるのではないかというふうに私どもも考えております。現時点で戦略的な考え方というのはございませんが、その辺りもしっかりと勉強して、今後も研究して取り組んでまいりたいと思いますので、御指導よろしくお願いいたします。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 分かりました。 今の話とつながる話なんですけれども、先ほど市長の御答弁の中で、鳥羽商船の学生、伊勢市出身者を含む学生のメンバーが優秀な成績を全国で収められたというような話を御紹介をいただいたと思います。これ自体、僕は非常にすばらしいことじゃないかなというふうに思っております。 しかし、行政や我々としてはよかったなと喜んでいるだけではある意味では脳がないといいますか、もう一歩踏み込んだことを考えていく必要があるのではないかなというふう思います。それは、例えばそのメンバーに続くメンバーをどういうふうにつくっていくのか、養成していくのかということであるとか、もしくは学生とはいえその分野においては、当然僕らよりも学校の先生よりもある意味では優秀な可能性が非常に高い。という意味では、例えば授業を任せてもいいわけですし、例えばその子たちの発表会を中学生が聞くことで少し将来の刺激になったりとか、その子たちをどういうふうに活用するかというようなことも考えるべきじゃないかなというふうに僕は一つ思います。 もう一つは、例えばその優秀な成績を持っている人たち、IT分野の起業というのはある意味では莫大なお金を生むときもあるので、実際皆さん御存じのように横浜ベイスターズは知らぬ間にDNAベイスターズに変わっていますし、楽天という企業ももともとITですし、そういったことも含めて、例えば将来的な起業を伊勢で支援をするということも一つであるし、おめでとうだけではなくて、そういった発想が市の存続につながっていくのではないかなというふうに感じる部分もあるんですけれども、その辺りどのようにお考えでしょうか。 ○議長(世古明君) 情報戦略局長。 ◎情報戦略局長(須崎充博君) ありがとうございます。 先ほど鳥羽商船の御答弁させていただいたんですけれども、宇治山田商業高校におきましても全国高等学校情報処理競技大会で団体3連覇をされております。宇治山田商業高校さんには、オープンデータを活用して防災やごみアプリの関係も作成していただいて市のほうでも役立てております。 優秀な学生を市内企業のところへマッチングはまだ市としてもできておりませんので、その辺り、高等学校また大学とも連携しながら今後は進めるべきかなというふうに考えております。その辺り、今後、教育委員会、また県の教育委員会、また産業観光部とも連携しながら進めていきたいと思いますので、御理解賜りますようよろしくお願いします。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 分かりました。それぞれ個人の話はするつもりはありませんけれども、例えばマッチングといっても最終的に就職というだけではなくて、例えばプログラミングで非常に優秀な学生がいたときに、その学生を市内の企業がひょっとしたら使いたい雇いたいと、ある意味ではバイト、でも普通のアルバイトよりも全然稼げるような状況で、うちとして使わせてもらえへんかみたいなそんな話が、ひょっとしたらこういう人たちがいるというのをもっとちゃんと市がバックアップすればできるかもしれませんし、そういった可能性をみんなで広げてあげるとかそういったことをぜひとも大人として僕も含めてですけれども、手助けをするような環境をつくってあげればなというふうに思います。 先ほどの最初のデジタルと併せて、先日成立した国の補正予算には、地方を活性化し、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」というようなとんでもない文言もありますので、国に追いつき追い越せの勢いで、ぜひとも若い市長のこの伊勢市がいろんな挑戦をしていただければなというふうにこのデジタル分野は特に思います。 次に、競技スポーツのことでちょっとお尋ねをします。 僕は競技スポーツというのは多分、初当選したときぐらいにも同じような話をしているんですけれども、市のウイークポイントの一つじゃないかというふうに思っております。 今回、市長の方針の中でスポーツとか健康に触れられていなかったのであえて聞いたというような部分もあるんですけれども、先ほどの東京五輪に伊勢市出身の選手の活躍がなかったということも含めて、例えば中勢、北勢ではプロスポーツチームとして、例えばハンドボールのバイオレットアイリスとかラグビーのホンダヒート、それからなでしこリーグでは伊賀のFCくノ一とかそういったものもあります。 あと、残念ながらこの土曜日、負けてはしまいましたけれども、もうちょっとでJFLまで行けるようなチームがあったかもしれんけれども、ちょっと伊勢の盛り上がりはどこまであったかというと、市としてのバックアップこれからどうするのとかそんな話も、ちょっと議題には上がってきていなかったりもしています。 この辺、競技スポーツへの取組というのがちょっと伊勢市は弱いのかなというふうにやっぱり思いますし、前お話をしたとき、高校を卒業してから急にスポーツが切れて、先ほど中村議員の質問の中でもきっかけという話をしてましたけれども、継続をしていきゃきっかけなんてそもそも要らないので、きっかけができるもっと前の段階で、高校卒業してからのきっかけとかがもっとたくさんあれば、ある意味では体が動かなくなってから始めるよりも動くうちに始めることを続ければ、生涯スポーツというのももっと気軽に取り組めるんじゃないかなというふうに思うところもございます。 先ほどのプロチームは、スタートは全部民間の取組だったので、伊勢市の予算でプロチームをつくってくれという話ではなくて、こういった競技スポーツの土壌育成というのが、最終的にはさっき言ったプロチームなんかもそうやけれども、子供に夢を与えて、生涯スポーツの普及につながって、当然健康づくりとしてつながっていくと僕は考えています。 また、スポーツというのは、先ほどちょっと答弁で気になったところがあったのであえで聞かせていただくんですけれども、バランスよく進めるというような文言があったんですけれども、スポーツをしている側からすると、例えばマラソンなんかがそうですけれども、健康づくりでマラソンを始めて、だんだん走れるようになってきたからお伊勢さんマラソンに出て、もっと出られるようになったからフルマラソンに挑戦してみてというような、ここにやっている側が別に垣根を作っているわけではないと思いますし、競技スポーツとそれから生涯スポーツ、これは別に相反するものではないと思うので、先ほどちょっとバランスよく進めるというのがあったんですけれども、例えば今年は生涯スポーツ、今年は競技スポーツみたいな話ではなくて、僕は一体のものではないかなというふうにも思うんですけれども、ちょっとこの辺り補足というか、意図だけ少し教えていただければと思います。 ○議長(世古明君) 教育事務部長。 ◎事務部長(鈴木光代君) すみません、スポーツの振興におきましては、野崎議員がおっしゃっていただいたように競技スポーツと生涯スポーツ、どちらの視点も重要であるというふうに考えております。 議員御紹介いただきましたように、プロスポーツなんかは子供に夢と希望を与えるというか、やはりスポーツをする人口が増えることにつながっていくと思います。また、身近なところでスポーツができる環境、高校を卒業してからでも近くでできる環境が整っているでありますとか、幼少期からスポーツに親しむような環境が整っていればスポーツをする裾野が広がるといいますか、人口が増えることによって、それが将来また競技性を重点にしたようなその時期については活動するというふうなことにもつながってこようかと思います。そういったことも含めて生涯スポーツ、競技スポーツというふうに分けるのではなく、どちらも進めていきたいというふうなところでバランスよくというふうに考えております。以上です。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 分かりました。今、部長おっしゃってもらったとおり、そのとおりの話だと思います。実際、シニアの大会とかを見てみると分かるかなというふうに思うんですけれども、生涯スポーツと競技スポーツは、実際生涯ずっとスポーツを続けていく中で、競技にも出ているけれども楽しんでやっているというところもやっぱりあって、先ほど言ってもらったとおりどちらかというような分け方は多分やっている側は一切しないので、そんなふうに進めていただければというふうに思います。 次に、経済政策についてお伺いをします。 先日、観光協会の会合があったんですけれども、その中で先ほど市長がおっしゃられた観光の再興というような言葉を少し御紹介させていただいたんですけれども、会場からは大きな期待の声が寄せられておりました。その場でも、僕が本日こういうふうに議会で話をするというような話をしたんですけれども、目指す市のイメージが成長なのか回復なのかと。これは全然違うし、僕は成長が大切だというふうに考えて議論をしていきたいという話をさせていただいたんですけれども、その上で、先ほど観光や経済ではまず100を目指すということは理解をさせていただきました。 しかし、先ほど言ったとおり市には成長戦略、将来的な戦略というのも必要だと考えております。100を120、150としていくには、一体どの分野をどのように成長させていくのか。観光は100を維持、その他で50と考えるのか、観光は120、その他で30と考えるのか、ある程度ゴールは共有したほうが、それは市民皆さんにも市の考えるゴールが分かると思うし、議会でも議論がしやすいんじゃないかなというふうに考えるんですけれども、例えば2次産業や企業誘致で成長したいというのであれば、実際その場所はどうするのかとかどんな企業を誘致していくのかとか、そんな議論になりますし、観光であれば、それに合わせた適切なまちづくりがどうであるとか実際、電車のダイヤがどうなのかとか、そういったことを中心に議論はできますし、デジタル情報分野であれば当然その方法を、市内のWi-Fiがどうであるとかそういった施設を造るのかとか。 かつてサン・サポート・スクエア、あそこは医療とか健康のコンソーシアムにというような構想もあって、そういう方向にそれぞれの市長の考えでこういうまちにしたいというような形で成長戦略を描いてきたという部分もあるんですけれども、その辺り具体的な成長戦略や、また分野の選定とかこういったことも表明をしていくことも重要かなというふうに考えているんですけれども、どんなふうにお考えでしょうか。 ○議長(世古明君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長佐々木一晃君) 新型コロナの影響で人流の抑制等の影響で来訪者が激減し、大きな影響を与えていることは御承知のとおりでございます。 観光の再興のためには、市長の答弁でございましたが、まずは来訪者の回復、これが急務であるというふうに考えております。旅行のスタイル、それから生活様式、そういったものが大きく変化しておりますので、安全・安心な観光づくりとして選ばれるようにこれからも努めてまいりたい。 それで、成長ということに関しましては、伊勢のまちはこれまでも式年遷宮、こういったものを機に発展をしてきております。次期遷宮に向けてそろそろ準備、行事が始まろうとしております。新型コロナがどうなっていくかということは予想はできませんけれども、その状況を見極めながら、情報発信による誘客、それと受入環境の整備、その上で成長へとつなげていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 分かりました。今、御答弁いただいた中に遷宮と共にというようなお話がありましたし、全く僕もそのとおりだと思っております。このまちはサンアリーナも国道も高速も、本当かうそかとかそういう話は置いておいて、遷宮と共に発展してきたというふうに市中ではと言われておりますし、実際少し、先日職員の皆さんと打合せをしている中でも、まつり博、あのときは三重94ということで1994年にありましたけれども、平成で言うと6年、このときは大体6から7年前、昭和63年から昭和64年、二見とか伊勢に準備室ができたというようなそんな話も聞いております。だから、6から7年前となるとちょっとだけまだ時期としては早いですけれども、ただ、当然大きな事業を例えば国に要請したりとか、こういう形で構想を固めていってそれを国に持っていくんだといえば、その6年から7年よりもう一つ前から多分やらなきゃいけない話ですし、ある意味では市民は遷宮と共に発展してきたというような期待をしているのであれば、次の遷宮に向けて何が起きるのかというのを期待をしていることにもなると思っています。 これはひょっとするとさっきの観光の話もそうですかもしれませんけれども、伊勢はこのたびに発展をしていくんだというようなイメージで、それが観光の再興にもつながるかもしれませんし、そういったことも含めてぜひともいろんな野心を持って挑戦をしていただきたいなというふうに思います。予算の話なので、この辺の予算がどうという話じゃないのでこれ以上は言いませんけれども、ぜひともいろんな挑戦をしていただければと思います。 次に、宮川橋の架け替えの交通量の変化のところを質問をさせていただきたいと思います。 少し図を使って説明しようと思うので、出してもらってもいいですか。(議場内大型モニターに映るパネルを示す) 今、図を出していただいたんですけれども、現在、宮川橋を伊勢市街地へ向けて宮川左岸から利用する車は、私の地元小俣の住民、それから豊浜、北浜方面から来る車両と、それからもう一つ、度会橋方面から来ているんじゃないかなというふうに考えられます。 その中でもちょっと今日お話をしたいのは、豊浜側から小俣駅付近の踏切を通過して慶蔵院というお寺を越えたところにある、そこに信号があるんですけれども、中小俣と下小俣、ここの境目の信号をさっき言った豊浜側から来て、左折して堤防から宮川橋に乗り入れるというルートが一つあります。同じように青果市場のほうからすぎもと眼科さんという眼科さんがあるんですけれども、そこのT字路を左折してそのまま堤防に乗り入れるというような、こういったルートもあるわけなんですけれども、ただしかし、今度の新しい宮川橋は今の計画の段階では堤防からの乗り入れが不可となっております。 新しい橋は、先ほど説明したとおり新しい橋への最短ルートは下小俣と中小俣の境の交差点、これを直進して中小俣の中の地区の狭路を通過して、地図では載っていませんけれども、三十三銀行、地図では郵便局とか書いてあるあの辺り、あの辺りに出る道が実は最短となります。豊浜大橋からそのままずっと真っすぐ来て、中小俣の中を通って三十三銀行まで行く、その三十三銀行のところを左折するというのが最短になります。左折した先には、小俣の交番があったりするんですけれども。ただ、このルート、地元住民なら誰もが知っている事故が多発する交差点というのが実は途中にあります。明野側からつながってくる小俣16号線と下小俣から中小俣を通る小俣3号線というのがあるんですけれども、これが交わるルート、図上では事故多発地点と書いてありますけれども、ここは非常に事故が多いということで地元の中小俣の住民はみんな知っている場所です。 また、小俣地区内の全ての通学路、新宮川橋周辺は実は全て通学路で、先ほどの事故が多発しているその先の栄町も第一部も当然通学路となっております。こういった通学路、この交差点に限らず第一部の辺りも全部狭路が多くて、ここに向けて交通量が増加するということは、私は地元の住民としては、事故の多い交差点への誘導というのはあまり好ましいことじゃないというふうに考えるんですけれども、今、付近の事故状況とか交通状況についてどんな把握をされていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(世古明君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 橋梁が完成し供用されますと、議員仰せのとおり現在の宮川橋は撤去しますことから、これまで通行していました車両につきましては他のルートを通行することになり、仰せのようにお示しいただいた地域内の道路を抜け道とする交通量の増加というのもこれも考えられます。 また、御指摘いただきました事故が多発する交差点、これにつきましては、過去3年の事故件数が年間5から6件あったと把握をしております。 次に、交通の状況につきましては、交通量調査により現状を把握したいと考えております。この調査に基づき、どのように車両の流れを誘導するかなど検討する必要があります。ここからは繰り返しの答弁になりますけれども、これに当たりましては供用を見据えて、安全かつ円滑な交通確保に向けた対策というのを検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 今、御答弁いただいたとおりだと思いますけれども、当然ですけれども、玉城町方面から宮前とか本町を通って、地元の人からすればですけれども、ララパークとか二見に向かうルートは恐らくそれを使うんじゃないかなというふうにも思います。本町の中を通ってそのまま踏切を渡って、先ほどの新しい宮川橋を行って渡ったところを左折してそのままララパークとか二見という方向に行くのが、僕の地元の人間からするとそんなルートかなというふうに思うので、その辺りも含めて、ちょっと供用開始まで時間があるので、ぜひとも地元の皆さんにもいろんな話を聞いて、事故多発地点とかはぜひ入念なチェックをしていただければなというふうに思います。 次に行こうと思うんですけれども、公共施設のマネジメント、これに関しては見直し検討という回答をいただきましたのでこれ以上は特にありませんので、これでとりあえず了とさせていただきたいというふうに思います。 次に、(3)SDGsと基本計画についてお伺いをさせていただきます。 SDGsは答弁いただいたとおり社会のゴールを決めるものでもありますし、例えばSDGsを基にしてできたものとSDGsを当てはめるだけじゃ全く結果とか効果、こういったもの、もしくは出てきた計画が違うように私は感じています。要は後からSDGsをつけたのか、SDGsというのはこういうものだと理解した上でつくった計画かというのはちょっと違うのかなというふうにも思うんですけれども、全てをSDGsに依存する必要というのは僕はないとは思っていますけれども、ある意味では。 市民に向けて国際社会の目標を周知させるきっかけにもなるんじゃないかなと思うんですけれども、そういう意味で、ある意味ではこの中長期計画の話をさせていただいたんですけれども、この計画をより整合性が取れるような計画に僕は期待をしたいなというふうにも思うんですけれども、どんなふうにお考えですか。 ○議長(世古明君) 情報戦略局次長。 ◎情報戦略局次長(大西隆君) SDGsと総合計画の整合についてのお尋ねでございます。 市長からも御答弁申し上げましたけれども、SDGsの方向性は、地方自治体における持続可能なまちづくりの方向性と考えを同じくするものというふうに認識しております。 そのことから、総合計画の各施策を推進することでSDGsについても推進を図ることとなるというふうにも思っております。今現在、総合計画の策定作業を進めている途中でございますが、今回の総合計画におきましては、各施策とSDGsの17ゴールございますけれども、それらの関連性について整理をしてまいりたいというふうに考えております。 また、御質問の中に市民のSDGsに対する周知という視点もおっしゃっていただきましたけれども、SDGsの代表的な理念といたしまして誰一人取り残さないというものがございます。この理念を達成していくためには市民一人一人の皆様方の御理解というのが必要不可欠であるとも認識をしておりますので、今年度「広報いせ」等でも周知を一部させてはいただいておりますけれども、引き続き市民の皆様への周知啓発についても努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) さすが担当課の課長になる方やなというぐらいの、適切な立派な答弁だったかなというふうに僕は思います。 SDGsというと、環境とか平等とかジェンダーとか、このあたりが注目をされがちですけれども、先ほどおっしゃってもらったとおり、例えば誰一人取り残さないの中には世界の貧困をどうしていくかというような話もあって、世界の貧困のために経済を成長させる、そのことによって一人でも貧困から救われる人がいればこれは立派な貢献だと僕は思っています。例えば一生懸命働くこととかいい世の中をつくるというこういった国際貢献の方法も含めて、貢献の方法というのは多様にあるわけです。 なので、そこにある世界の課題に目を向けようというのが、ある意味では一つのSDGsの理念かなというふうに僕は思っていますし、そういう意味では伊勢市だけが計画の中で独自目標をつくって達成しましたどうのこうのという自己満足の話ではなくて、今おっしゃってもらったとおり市民が伊勢市の計画を通じて国際社会と市民を結ぶようないいきっかけになったりですとか、例えば常若の思想を持って長きにわたって同じたたずまいや祭祀を継承する神宮というのはSDGsの最適な手本であるとそんな話もありますし、どういうふうに伊勢市とか伊勢市民が国際社会に対して貢献をしていくというのが頭の隅っこに植え付けていくかというのも大切なことなので、あえて中長期計画に関連して質問をしたんですけれども、計画や施策によってぜひとも市民により多くのきっかけとか気づきを与えていただければなというふうに思います。 ちょっと時間がなくなってきましたけれども、B地区について端的に1個だけお伺いをさせていただければと思います。 僕は度々言っていますけれども、市長からしっかりとゴールの時期とかを表明するべきじゃないかなというふうに思っています。というのも、実際に今でも賛否がある中で、例えば議会中の追加議案であるとか突然の議決となれば、市民の思いとか議論をどこで消化するのかというのはやっぱり後々の問題になってくるのではないかと思っていますし、ある意味では市の考えを市民に伝える前に決定となるのはよくないんじゃないかなというふうに思っています。当然、僕らは個人としてここにいるのではなくて有権者の皆さんの支えによっているわけで、当然皆さんにもお話しすることが、またする先があると思っています。 そういったことでも、例えば市長が1月末に決めるといえばそういうふうに賛成反対も含めて議論する時間もありますし、どちらか分からないまま進んで、議会前とか委員会の招集で突然ぽんと基本協定が出てくるという形だと市民が置き去りになることになりかねないとも思いますので、賛成するにしても反対するにしても、やっぱり考える時間、考える行動というのを取らせてあげるのも民主主義の一つじゃないかなというふうに僕は思っています。 そういった意味で、入るにしろ入らないにしろ、いつまで議論を終わらせるとか、このときには結論を全て出すというような時期をはっきり言ってみてはどうかなと思うんですけれども、お考えはいかがでしょうか。 ○議長(世古明君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江原博喜君) 再開発事業の完了につきましては、御承知のとおり3月末ということで、これにつきましては再開発に関するもろもろの手続もございまして、時間的な余裕があるわけではございません。 しかしながら、現在、施行者との協議を継続して行っている状況でございまして、なかなか保健福祉拠点施設整備についてのスケジュールをお示しすることは難しいと現在のところ考えておるところでございます。したがいまして、先ほど午前中に市長が御答弁申し上げましたように、方針が決まり次第速やかにお示しをいたしまして、市議会のほうでも御議論をいただきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 分かりました。ちょっと満足のいく答弁ではなかったですけれども、時間もないので、僕は先ほども言いましたとおり市民にちゃんと議論をさせる時間、それを与えるべきだということだけこの場ではお伝えさせていただければと思います。 最後に(1)番、時間もないのでぱっと聞いてしまいますけれども、先ほど市長のお話をいただいた中で、未来につなげるという話では、人口構造の話、それから持続可能とかまちづくりは人づくりで人材育成をしていきたいという話がございました。未来を見据えた市長像というのは、僕は非常に期待を持てるものでありましたし、そういった未来を市長とぜひともいろんな議論をこれからもしていきたいなというふうに思っております。 その中で、一番最初に僕のほうから少しお話をしましたけれども、今期は終わったときには合併20年というのを迎えるわけであります。本当細かい話をすれば、式典を後にするのか先にするのかとかそういう話は置いておいて、合併20年というのに向けて、また先ほどお話しましたけれども、第63回の式年遷宮に向けてそれぞれのまちが歩み出したりする、そんな重要な時期にもなり始めるんじゃないかなというふうに僕は考えております。 そういった意味で、伊勢市を発展させる鈴木市長が、未来に向かって進む鈴木市長の手腕に期待をしておるわけですけれども、この合併20年、それから式年遷宮に向けてしっかりと歩むというような、そういった決意を最後にお聞かせをいただければと思うんですけれども、市長、よろしいですか。 ○議長(世古明君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) 今回、野崎議員さんからの諸点にわたっての御質問、また御提言いただいたことを感謝申し上げたいと思います。 伊勢市の発展並びに成長というような表現を使わせていただきますと、今考える中ではいろんなテーマがあろうかと思っておりますけれども、少し言葉を使いますと、「シンカ」という言葉がすごく大事な時期になってきているかなというふうに思います。 一つ目の「シンカ」というのは、神宮さんを軸といたしました日本の精神文化の拠点という真実の価値のある真価、もう一つは、経済のことであったり、様々な地域自治における前に向いていく進化、これはデジタル化、ICT、こういったものを次の時代に見合ったものを使っていくこと、そして最後に、深く掘っていくための深化という言葉が使っていきたいと思っておりますけれども、これは神宮さんを中心とした地域地域の歴史・伝統文化、様々なものがあります。野崎議員さんが参加をしていただいているかんこ踊りもそうですし、地域によっては大念仏があったり様々な神事というものがあります。こういったものを深堀りをしていきながら地域の伝統継承をしていくことがこの地域の価値を高めていって、それが成長につなげていくものであろうと思っていますけれども、これについては人材育成がやっぱり一番の要となってくると思いますので、こういった点をしっかりと取り組んでまいりたいと思います。 また、コロナ禍において、やはり観光産業が中心である我がまちは非常に大きなダメージを受けましたので、観光産業にいい価値を与えるためには、やはりこれから第1次産業をもう一回見直ししていくことが必要なんだろうなということを強く感じています。最近では、明野高校の皆さんが本当に一生懸命頑張っていただいていまして、大人顔負けの6次産業化も実現していただいておりますし、例えば先ほど鳥羽商船の皆さんも一色のノリの養殖のところでAIを活用したものをつくっていただいておりますので、こういった可能性をしっかりと伸ばしていくのに我々も努力をしてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(世古明君) 野崎議員。 ◆12番(野崎隆太君) 御答弁、最後いただいてありがとうございました。 4年間どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(世古明君) 以上で一般質問を終わります。-----------------------------------     〔副市長 藤本 亨君退場〕 △議案第109号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(世古明君) 次に、日程第2、「議案第109号 伊勢市副市長の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第109号 伊勢市副市長の選任につき同意を求めることについて」御説明を申し上げます。 これは、副市長の藤本亨氏の任期が本年12月22日に満了となりますので、再度、藤本さんを選任したく、議会の御同意を求めるものでございます。 略歴につきましてはお配りした資料に記載のとおりでございます。 藤本さんにおかれましては、行政経験も長く、知識、経験とも非常に豊富であると同時に人望も厚く、誠実な方であるため、本市の副市長として適任であり、引き続きお願いしたいと考えております。 何とぞよろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(世古明君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第109号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 討論なしと認めます。 よって、これをもって討論を終わります。 ただいまから議案第109号を採決いたします。 本件につきまして同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(世古明君) ありがとうございました。起立全員と認めます。 よって、「議案第109号 伊勢市副市長の選任につき同意を求めることについて」は、同意することに決定いたしました。 会議の途中ですが、暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時41分 △再開 午後1時42分     〔副市長 藤本 亨君入場〕 ○議長(世古明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △議案第111号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(世古明君) 次に、日程第3、「議案第111号 伊勢市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第111号 伊勢市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて」御説明申し上げます。 これは、伊勢市公平委員会委員3名のうち、高瀬静枝委員の任期が本年12月25日に満了となりますので、再度、高瀬静枝さんに選任したく、議会の御同意を求めるものでございます。 略歴についてはお配りした資料に記載のとおりでございます。 高瀬さんにおかれましては、人格が高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ人事行政に関し識見を有する方であるため、お願いしたいと考えております。 何とぞよろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(世古明君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第111号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第111号を採決いたします。 本件につきまして同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(世古明君) ありがとうございます。起立全員と認めます。 よって、「議案第111号 伊勢市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて」は、同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第112号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(世古明君) 次に、日程第4、「議案第112号 伊勢市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第112号 伊勢市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて」御説明を申し上げます。 これは、伊勢市教育委員会委員5名のうち、鍋島健二委員の任期が本年12月22日に満了となりますので、その後任として、新たに畑井祐樹さんを任命したく、議会の御同意を求めるものでございます。 略歴については、お配りした資料に記載のとおりでございます。 畑井さんにおかれましては、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有する方であるため、お願いしたいと考えております。 何とぞよろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(世古明君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第112号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 御異議なしと認めます。 そのように決定をいたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第112号を採決いたします。 本件につきまして同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(世古明君) ありがとうございます。起立全員と認めます。 よって、「議案第112号 伊勢市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて」は、同意することに決定いたしました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(世古明君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 委員会審査等のため、明日22日及び23日の2日間を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(世古明君) 御異議なしと認めます。 そのように決定をいたしました。 継続会議は、12月24日午前10時から開きます。 それでは、本日は散会いたします。 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願いいたします。 ありがとうございました。 △散会 午後1時48分 会議の顛末を録し、ここに署名する。   令和3年12月21日        伊勢市議会議長     世古 明        伊勢市議会議員     三野泰嗣        伊勢市議会議員     川口 浩...